フィルムコンデンサ
2017年8月31日
AC用途の高耐電圧MKPタイプのラインアップ拡大
TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、高脈動電流AC電圧での利用に最適化された、EPCOSブランドの高耐電圧MKPフィルムコンデンサのB3275*シリーズを発表します。定格電圧は250 VRMS、 275 VRMS、310 VRMSに対応し、静電容量範囲は1 µF~70 µFです。
本製品の優れた特徴は、非常に優れた堅牢性です。本コンデンサは、温度60 °C、相対湿度95%、一定の定格電圧という条件下で1,000時間動作させたTHB試験(高温高湿バイアス試験)に合格しています。
MKPフィルムコンデンサのB3275*シリーズは、最高105 °Cの動作温度用に設計されています。本製品のケースとエポキシ樹脂は、UL 94 V-0に準拠しています。リード間隔は静電容量・電圧クラス別に27.5、37.5、または 52.5 mmで、幅の広い二つ(37.5および 52.5 mm)向けには4ピン版が提供されます。
本コンデンサは、温度70°C、定格電圧の90%で最低60,000時間以上の長寿命を特長とします。EPCOS MKPフィルムコンデンサの新シリーズの主要用途は、周波数変換器の出力フィルタ、無停電電源装置、可変速ドライブです。
主な用途
- 変換器の出力フィルタ
- 無停電電源装置
- 制御ドライブ
主な特徴と利点
- 温度60 °C、相対湿度95%、一定の定格電圧下で1,000時間動作させたTHB試験で検証された非常に優れた堅牢性
- 温度70 °C 、定格電圧の90%で60,000時間稼働という長い耐用時間を実現